浦川英幸のfieldwork.fishingcreative

年間休日のほとんどを水辺ですごします。ルアー作りの試行錯誤とフィールドワークをメインに書いてます。

0からの吐噶喇列島への挑戦2

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あわよくば、10kg前後の魚が・・・

 

なんてそんな甘く無い。

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僕は釣り場で寝るのが代名詞だ、、

だか今回は寝ようとは思わなかった。

可能な限り投げ倒した、だった50m程の飛距離で、数十回のルアーアクションを永遠と繰り返した、CSP180とNASUP190を軸に。

普段使いもしない3/0から4/0の太軸フック。

 

 

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PE8号にリーダー150ポンドを15mくらい入れただろうか?

ロッドはFCLLABOの83の未発売GTロッドモデル。

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カスミアジ位だがね、、、相手してくれるのは。

 

南海荘のお弁当を食べ、一息、、、寝っ転がるといきなりハルキチが叫んだ!

 

ウォーーーーっ!

 

 

目を向けると確かに沖でカツオドリが見えた、、瞬間

水面が見たこと無い位盛り上がり、ハルキチがFCLLABOのTGミノーで食わせた!

 

諏訪之瀬島に伸びる一本の潮目に執拗に投げ倒したハルキチにやっと反応が返って来た瞬間だった。

そっから僕はスローモーションのように見えた。

僕は投げるのを辞め、ハルキチのフォローに入った、ギャフギャフ、ギャフギャフギャフギャフギャフギャフギャフ、ギャフを探す。

竿がクノ字に曲がり、ありえない体制を保持しながら、一段下がった瞬間だった。

 

バチッと聞いたことの無い音と崩れ去るハルキチ。

 

すぐさま、ハルキチのスピニングロッドがやられ、替えのベイトタックルのLDLDLDLD!と連呼して、自分も、NASUP190をキャスティングした瞬間・・・

明らかに見たことのない水面のの盛り上がりと捕食音を目にした。

 

一日に一回あるかないか?のチャンスを無駄にした、と、言うか、戦わせてももらえなかった。

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 最後まで、最後まで、諦めなかった。

 

僕が、中学生の頃からの馴染みの魚だったロウニンアジ、某有名な遊漁船の船長と楽しんだロウニンアジ、甲突川でロウニンアジ釣りが楽しくて野球部を辞めた笑ベイトロッドにスピニングを付けて、まだナイロンライン全盛期の頃にルアー釣りの原点だったロウニンアジ。チャリンコに跨り永田川を往復した夏休み。

ハルキチは相当悔しかったろう。

僕がこんだけ悔しかったから。

 

ボソッと言った。

勝負すらさせてもらえなかった。

 

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何度でも挑戦してやる。

 

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そう、、僕らは挑戦し続ける。

 

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必ず出会うその日まで。