東シナ海の沖合いの孤島
自分を沖磯に導いてくれた師匠がいる、同級生で宇治群島に行った奴はハナキン以外いないんじゃないかと思う。
釣りのジャンルは違えど沖磯の師匠と呼んでる、通称ハナキン氏だ。
彼には沢山の沖磯を教えてもらった、実際その時自分にはルアーマンの仲間が居なくて、餌釣りの先人に混じって渡船を利用する事がほとんどだった、今では一人で沖磯もどうってことはない。
ハナキンは上物底物両刀使いのベテランで、一昨年、お互い初となる3泊4日で彼はクチジロ狙い、自分はロウニンアジ狙いで種子島の沖磯に出向くということになったが、天候が許してくれず、敢え無く、四日間お互い好き放題に地磯という地磯を一緒に歩き回り、種子島を約二周回った際にハナキンの磯靴が破壊しあえなくリタイアした笑。
彼と行く場所行く場所全てが初めてで最高に楽しいのだ。
今回も先月一緒に行こうと約束をしてたフィールドに向かった、自分にとっては
初となるフィールドだった、実際東シナ海側、鹿児島の西側はあまり好きではない笑
でも、師匠はこのフィールドに何年も通ってるみたいだ、ルアーマンにはあまりにも情報が少な過ぎる島である。
でもよくよく考えれば、黒潮の影響を受けるフィールドだ、野間池から見えてる沖合い10km地点の場所、立地的に見てまず最高だ。
だんだんと島が目の前に現れる
プチ離島な感じだ、自分は今までこの三年間で約4回離島に釣りに行った、実際近場の日帰りフィールドはここが一番大好きかもしれない。
約6人磯に上がる、ほとんどが上物師の中にルアーマンは自分だけである、
朝一発目からやっかいな奴を掛けてしまった、、
サメだ、ラッパのジョニーを咥えこんできた、体長1m位の可愛いサメだ。
途中西側でとてつもないナブラが立った。
ウータンを放り込みカウントダウンを開始するやいなや、ラインが走り出した、クラッチをストライクに合わせ渾身の合わせを入れ、根魚かと思い、LD30のハンドルを巻きちぎる。
ロッドは立てずに寝かし気味のホールド状態から左右に右往左往する。
一瞬腹が白くオォッ?っと思ったがまたもや御用したのはこいつだ。
勘弁して欲しい、でも師匠や同行してるケンジ君は大喜びである、サメは上物の天敵だからだ。
師匠と、ケンジ君も快調に竿が曲がる、
クロが結構上がったみたいだ。
かれこれブログを書くのも数年振りである、ましてや最近何の為に釣りをしてるのかをふと考える事がある、、
自分は子供の頃から一番大好きな魚釣りだけは、嘘をついてまでしたくない。
サイズがどうとか、フィールドがどうとか、自分自身で考え、自分自身で行動を起こさなければ、何事も生まれない。
人からフィールドを、聞いたり、ネットで調べたりだとか、そういうアングラーが最近多い。
自分は、幼少期から淡水魚から海全般全て大好きだ。
原点は、親友との鯉釣りである。
そして、最近人との交流が増え、色々な気持ちが巡り巡って自身でルアーを作り始めた。
今まで憧れの先人達が思いを形に作り上げたルアーで色々なフィールドに、出向き、釣りをした。
全て地道に一人で行ってきたフィールドワークだ。
週休1日の仕事だ、仕事から帰ってくるやいなや、まずはルアーの下地の乾燥を確認する、釣りに出向いたら、今日使ったルアーの確認と天気予報を見ながら次のフィールドに行く際のルアーをイメージしながら削る。
この作業が飽きない限り、きっと一生続けて行きたい。